10の設計力

音響|10の設計力

室内での音声を 聞き取りやすくする

家の中で音声が聞き取りにくくありませんか?

外断熱、室内気密だけに気を取られ「音のエネルギー」の吸収を忘れてしまうと、大切な主音声が聞き取りにくくなりがちです。室内では音の反響やエコーが起こりやすいため、音響対策がなされなければ肝心な家族の会話やテレビの音など、一番聞きたい音が聞き取りづらくなるのです。
四季建築設計では、部屋全体の吸音力を大きくする設計を行っています。音の種類及び音の周波数を分析し、部屋の用途に応じ、床・壁・天井の構成や仕上げを変えて設計しています。

天井

音が同じ位置に重複して戻ってこないように、のこぎり型に角度を変えて設計した天井
(保育園/ホール)

家庭内音楽室

音のエネルギーを吸収し拡散を抑えるために、天井板や壁板の表面を多孔質にしたり、リブを設けるなどの設計を行います。
専門性の高い方には、残響時間を算出し吸収した音が戻らないような音楽室を居室内に作ることにより、フルートからドラムまで近隣への音漏れの心配をすることなく演奏することが可能となります。

二重壁・二重床・二重天井・穴開き吸音板+裏面グラスウール
ドラムの120dBを解消方向へ。
遮音二重ドア
ガラスなので中が見える仕様です。

【音のエネルギーを吸収しない一般的な堅い壁】
音が回遊して二重に聞こえたりエコーが掛かったりして、主音声が聞き取りにくくなります。
それらを解消するために、楽器・用途等により最適な残響時間を計算で導き出し、主要材料を選択し施工に反映いたします。

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