施工実例

熱|10の設計力

熱損失を少なくして より長く快適に過ごす

暖かさが持続しない、部屋がなかなか温まらないということはありませんか?

断熱施工をしているはずなのに、なかなか部屋が温まらない。すぐに冷えてしまう。といった冬のお悩み。
断熱の性能は、施工の仕方が6割、断熱性能で4割。熱損失が少なく長時間心地よく過ごすために、細かい点まで入念にしっかり設計し、施工監理します。

熱損失を少なくする施工方法

①内装材下地に断熱材を密着

断熱材はただ入れるだけでなく、ただ貼り合わせるだけでなく、きちんと内装材下地に密着させることが必要です。
グラフでは、空気だけの断熱効果は(A)と(B)では3倍違うことを示しています。

②内装のコーナー部分は、断熱材を重複処理

壁と床の接点には断熱材が届かず隙間ができやすいため、空気が入り込みやすくなります。隙間を埋めるようにしっかり入れ、壁と床構造を密閉します。

③断熱材の厚みを計算し、熱伝導率を小さくする

断熱材の種類に応じて熱伝導率を計算し、素材それぞれに応じて厚みを変えることで熱負荷の高いところにより厚みのあるものを入れる等、場所に応じて断熱材を変えます。場所による温度変化を少なくし、温度の違いによる不快感をなくします。

④断熱施工方法を細かく入念に行う指導(監理)

上記①~④の対策を行うことにより、断熱性能は大きく向上します。つまり、断熱性能がどんなに優れていても、施工の仕方で効果は大きく左右されるのです。
熱損失を少なくする施工で、床暖房の場合、熱源停止後3時間程度は熱逃げが極めて少なくなり、エコ・光熱費節約にもつながります。

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